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昭和なつかし館

三種の神器・流行語・食卓・テレビ・音楽の記憶

昭和という時代は、日本の暮らしが大きく形を変えていった六十四年間でした。戦後の復興、 高度経済成長、オイルショック、バブルへの助走 ── そのどの時期にも、人々の食卓、 居間、街角を彩った道具や言葉、音楽、お話がありました。このページでは、思い出ドリルの 出題テーマを少し広げて、昭和の文化のかけらをゆっくり集めています。ご家族と 「これ覚えてる?」とお話しいただくきっかけにもどうぞ。

三種の神器 ── 昭和の二度の「あこがれ」

昭和三十年代、各家庭が憧れた家電を「三種の神器」と呼びました。白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫の三つです。月賦で買い揃え、ご近所で連れ立ってプロレスや街頭テレビに集まった 時代の空気が、この三つの道具に込められています。

続いて昭和四十年代に登場したのが、新・三種の神器、いわゆる「3C」── カラーテレビ・クーラー・カー(自家用車)。 東京オリンピック、大阪万博を経て、一家団欒の風景がリビングに移り、家族でドライブに 出かける休日が当たり前になっていきました。

時代をうつした流行語

その年に最も話題になった言葉に、人々の暮らしぶりが映ります。昭和の終わり頃から「新語・流行語大賞」が始まり、世相の鏡として広く知られるようになりました。

  • 昭和三十年代:「太陽族」「もはや戦後ではない」── 戦後復興の終わりを告げる言葉。
  • 昭和四十年代:「3 ちゃん農業」「ハイセイコー」── 経済成長の中での暮らしの変化。
  • 昭和五十年代:「ナウい」「キミまろ」── テレビとともに広がった軽やかな空気。
  • 昭和六十年代:「マルキン・マルビ」「アッシーくん」── バブル前夜の華やぎ。

「あの頃、この言葉をよく使ったわ」と思い当たるものはございましたでしょうか。

昭和の食卓

昭和のご家庭の食卓は、ちゃぶ台から始まり、ダイニングテーブルへと姿を変えていきました。 朝ごはんはごはん・お味噌汁・お漬けもの・焼き魚が定番。お母さまが台所で前掛けをして炊飯器のスイッチを入れた音、ガスコンロの 青い炎、ぬか床の小さな音 ── 思い出される風景はご家庭ごとに違うことでしょう。

お子さまにとっての楽しみは給食のソフト麺、揚げパン、鯨の竜田揚げ、 そして駄菓子屋さんのベビースターラーメン、麩菓子、よっちゃんイカ、ココアシガレットでした。10 円玉を握りしめて店先に通った放課後の記憶は、世代を越えてご家族でお話しいただける 鉄板の話題のひとつです。

テレビ番組の記憶

昭和のお茶の間に欠かせなかったのが、テレビでした。NHK 紅白歌合戦は大晦日のご家庭の恒例行事、『8 時だョ!全員集合』『ザ・ベストテン』は土曜日の楽しみでした。連続テレビ小説の「おしん」は国民的なお話となり、放送時間にお風呂の時刻を合わせていらっしゃったお宅も多かったと聞きます。

子ども向けの番組では『ひょっこりひょうたん島』『おかあさんといっしょ』『ウルトラマン』 『仮面ライダー』『鉄腕アトム』──「学校から走って帰って間に合わせた」とお話しになる方も 多くいらっしゃるはずです。

音楽 ── 時代を彩った歌

昭和の音楽は、時代ごとに表情を変えました。美空ひばり、石原裕次郎、ザ・ピーナッツから始まり、グループサウンズのタイガース、テンプターズ、 フォークの吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫、 ニューミュージックの荒井由実、オフコース、 アイドルの山口百恵、松田聖子、中森明菜── どの歌にも、その時の暮らしや出来事と結びついた記憶があります。

ご家族との会話で「いちばん好きだった歌は何でしたか」と尋ねると、思いがけないお話が 広がることがございます。

暮らしの道具

昭和のお家には、今ではあまり見かけなくなった道具が並んでいました。黒電話のジリリリという呼び出し音、 ダイヤルを回す時の指の感触。石油ストーブの上のやかんが立てる白い湯気。ちゃぶ台、火鉢、扇風機の首振り、蚊取り線香、洗濯板、母屋の柱時計のボーン、ボーンという響き。

それぞれの道具には、ご家庭ごとの細やかな思い出が紐づいています。「あれを引いて出した」 「これを母が大事にしていた」── 細やかな所作の記憶が、世代を越えてお話の宝物になります。

思い出ドリルでお楽しみください

ここでご紹介したテーマは、Norolu 思い出ドリルの 3 択クイズの出題内容にも反映されています。 「昭和の回想」「平成の回想」「生活の知恵」のカテゴリで、なつかしい話題を毎日少しずつ お楽しみいただけます。気になるテーマがございましたら、下記から実際の出題例もご覧ください。

「このテーマも入れてほしい」「この時代のこんなお話を読みたい」── ご感想・ご要望は お気軽にお寄せください。

kakehashi@norolu.jp