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鶴見中継所(9区)

神奈川県大正〜現代

見どころ

繰り上げスタートのドラマが。

この地について

9区、23.1キロメートルを経て、襷はふたたび横浜・鶴見の中継所へと戻ってきます。9区は「大逆転の舞台」とも呼ばれ、優勝争いやシード権争いで劇的な展開がたびたび起こってきた区間です。駅伝には、先頭から一定の差以上に遅れると、次の走者が定刻に走り出す「繰り上げスタート」という決まりがあります。仲間のつないできた襷を待てずに走り出さねばならないのは、選手にとってこの上なく無念な瞬間です。鶴見という地名は、ゆるやかな鶴見川の水の流れ(瀞み)に由来するという説が有力とされ、江戸時代には鶴の群れを見かけたことにちなむという言い伝えも信じられていました。往路でこの中継所を通り過ぎたのは、まだ大会が始まって間もないころでした。あれから一日以上が経ち、選手たちはこの同じ場所を、今度は違う思いを胸にくぐり抜けていきます。それでも前を向いて走り続ける――勝ち負けだけでは語り尽くせない、駅伝の厳しさと美しさがここにあります。

コーススタートからの距離:194.2 km

緯度経度:35.5095, 139.6727